初心者がおさえておくべきチラシの基本

紙のサイズと選び方

紙のサイズがA4サイズやB4サイズのように、アルファベットで分けられているのは、用紙の規格に寄るものです。現在の主流は、A判とB判。A判は、A0サイズ(1189mm×841mm)を元に、A1、A2と数字が増えていくごとに、大きさが半分になります。B判も同様で、B0サイズ(1456mm×1030mm)を元に、B1、B2と数字が増えていくにつれ、大きさが半分になります。

元の基準のサイズがB判の方が大きいので、A4サイズ(297mm×210mm)とB4サイズ(364mm× 257mm)を比較すると、チラシはB4サイズの方が大きくなります。

新聞折込広告のサイズ選定

新聞折込では、B判を使用することが多いです。新聞紙がD判という、B判よりもひと回り大きい規格を使用しており、サイズが近いB判がよく選ばれるからです。

新聞紙のサイズは「ブランケット判」(1ページのサイズが406mm×546mm)と呼ばれ、それを一回折る形で仕上がっています。そこに、チラシを挟み込むのが新聞折込です。
挟み込むためには、チラシはB4サイズの大きさになっている必要があります。B3サイズは1回折り、B2サイズは2回折ることで、B4サイズになります。折り加工と呼ばれ、印刷物を用途に合わせた形状に折ることで、サイズをコンパクトにする、ページ情報を見やすくする、といったことが可能になります。

ポスティングチラシのサイズ選定

では、ポスティングではどのようなサイズが一般的でしょうか。ポスティングのサイズには、配布方法が影響しています。ポスティングは、配達員がチラシを持って、各マンションや戸建のポストへ投函します。大きいサイズの場合、持って歩くことが難しくなるため、A4以下のサイズに加工するケースが多いです。自宅に投函されているピザや不動産のチラシなどを見てみると、A4サイズや、1回折り加工がされているA3サイズのチラシが多いことが実感できるでしょう。

紙の厚さ

紙の厚さ(斤量)もチラシの紙を選ぶ上で、重要な項目のひとつです。予算や、チラシに載せる商材に合わせて、紙の厚さを選択しましょう。厚い紙は、高級であるという印象を与えやすく、掲載する商材が高単価の場合は、しっかりした厚手の紙が適しています。厚い紙ほど、紙の費用は高くなる傾向があります。

紙のコーティングにもいくつか選択肢があります。紙に光沢があって、表面がつるつるになる加工がされている「コート紙」が新聞折込やポスティングでは主流です。
落ち着いた雰囲気を出すために、コート紙よりも光沢を抑えた「マットコート紙」や、コピー用紙に近い紙質の「上質紙」も利用されています。一般的に、上質紙よりもコート紙の方が発色が良く、カラーで印刷する場合は、コート紙が選ばれます。

チラシデザインのための素材を用意する

チラシの目的を明確にする

自分たちの商品の何を売り込みたいのか、チラシのターゲットはどのような人なのかをはっきりさせましょう。30~40代の小さいお子さんがいるファミリー層なのか、60~70代の仕事が落ち着き、時間にゆとりがある年配の方々に届けたいのかなど、チラシを届けたいターゲットによってデザインは変わります。

チラシを配布した後のゴールを明確にすることも必要です。チラシに付けたクーポンを利用してもらうことがゴールなのか、問い合わせをしてもらうことがゴールなのか、業種や商材によって、狙いは異なります。チラシを作成し、配布することで獲得したい結果を考え、逆算してデザインを決めましょう。

チラシデザインのための原稿作成

チラシで伝えたいことを表現するための文章を用意する必要があります。業種によりますが、見出しとなるキャッチコピーや、商品説明文、キャンペーン・クーポン案内文などの原稿を作成します。箇条書きでも構いませんので、必要だと思う文章を書き出してみましょう。
文章を作成するときは、短くわかりやすい文章にするのが鉄則。チラシは、パッと目にしたときに、興味を持ってもらえるかが非常に重要です。一読したときに内容が理解しにくいと、再び読者がチラシを見ることは少なくなってしまいます。興味を持ってもらえれば、より詳しい情報を得ようとしてインターネットで検索するなど、次の行動につながるチャンスが生まれます。

チラシデザインのための写真選び

文章だけのチラシでは、商品や企画のイメージしにくいかもしれません。商品の画像や、お店の外観、店長や販売員の方の写真など、チラシを見た方にとって、親しみやすく、わかりやすい画像を用意するのがおすすめです。画像や写真を1種類にし、インパクトを与える方法や、複数用意し、読者のイメージを膨らませる方法もあります。
最近は、著作権フリーで使用できる画像や写真が簡単に入手できるようになりました。上手く利用して、魅力的なチラシを作成しましょう。

YouTubeで再生回数を増やすには、サムネイルとタイトルが重要といわれています。チラシも同じで、チラシが目に入ったときに、面白そうと思ってもらえるかが、次の行動につながる大切なポイントです。

チラシデザインのポイント

デザインの原則

日本語で書かれた文章を読む際、目線の動きには法則があります。横書きであれば、文章は、左上から右下へ読みます。縦書きであれば、右上から左下に読みます。一つひとつの文章は法則に沿っていても、配置がバラバラになっているなどして、全体の目線の流れがスムーズでなくなってしまうと、文章が読みづらいチラシとなり、手に取った人が見ることをやめてしまう恐れがあります。

特に読者に訴えたい箇所は、文字を大きくしたり、色やフォントを変えたりすることで文章を強調し、情報が伝わりやすくなるよう工夫しましょう。

チラシのスペースには限りがありますが、屋号や連絡先、割引情報などの伝えたい内容を繰り返し表現することも、チラシの情報を読者の記憶に残すために有効な表現方法です。例えば、両面デザインのときには、表面と裏面の両方に店名を記載するケースがあります。読者に情報を探させないようにし、ストレスを作らせないことがポイントです。

チラシにちょい足し! 行動を促すコツ

現在、多くの方々が、インターネットで何か検索しようとするとき、パソコンではなく、スマートフォンを利用しています。「●●●で検索!」のような検索バーのイラストを掲載しているチラシも増えてきました。さらに、チラシからWebサイトへ直接遷移できるQRコードをチラシに入れるケースも多いです。
店舗型の告知をする場合、店舗周辺の地図を入れることも効果的でしょう。しかし、地図を作成するには専門の知識が必要となります。Googleマップをそのまま商用利用することは、著作権違反になる可能性がありますので、注意が必要です。

これはダメ! 広告物として作るチラシのNG表現

チラシを作る上で気をつけたい広告表現

新聞折込やポスティングを利用してチラシを配布する場合、広告主に対して社会的影響が発生します。広告には、さまざまな法律が整備されています。有名なルールにしぼってご紹介しますので、チラシ作成のときの参考にしてみてください。

チラシの責任は広告主にあります。責任の所在が明確でないと、配布をすることができません。広告主名・所在地・問い合わせ先を明記するようにしましょう。

商品をより良くみせるために、誇大な表現や虚偽の情報を記載することはできません。客観的事実や根拠が不明瞭な「NO.1」、「世界初」、「完全な~」など最上級の表現を使用することはNGです。事実と異なる情報を記載することで、消費者に不利益が発生する恐れがあるためです。

画像や写真、記事の商用利用には注意が必要です。許諾を得ていない場合、チラシに掲載することはできません。著作権に抵触する可能性がある場合は、必ず確認をしてから、利用するようにしましょう。

広告原稿上の価格の表記

価格の表示の仕方も注意が必要です。チラシに記載する金額は、消費税込みの総額です。2021年4月より、総額表示が義務化されました。税抜の価格と両方併記することは可能です。
通常価格と値引き価格を二重価格表示するときも注意が必要です。実際は通常価格での販売をしておらず、元々の値段を表示する値引き額と同額にしていた場合、虚偽の価格表示として消費者庁から指導が入ることも考えられます。通常価格は、割引額が適用になる日の直近8週間のうち、4週間以上販売した実績がある商品・サービスの価格です。

これって大丈夫かなと不安に思ったときは、朝日オリコミにご相談ください。専門部署の担当者が内容を確認し、適切なアドバイスをいたします。

要注意! 整骨院と整体院のチラシ

注意が必要な業種の一例をご紹介します。整骨院と整体院のチラシです。一般的に整骨院は、柔道整復師などの国家資格を持った方々が、医療類似行為を行う施設です。チラシに記載できる項目は、厚生労働省が作成している医療広告ガイドラインに沿った内容のみです。施設の所在地や連絡先、あん摩や指圧、整骨などの業務の種類、医療保険が適用できる旨など表記できる項目は限られます。費用を強調すること(今なら●●円キャンペーン!のような内容)やクーポンを付けることは不可となります。
整体院は、医療類似行為を行う施設ではないので、医療広告ガイドラインは適用になりません。しかし、あくまで治療ではなくマッサージになるので、症状の緩和を訴える内容は記載できません。リラックスや気分転換ための行為にあたります。

デザインの費用ってどれぐらいかかるの?

デザイン制作の相場

デザイナーにチラシのデザインを依頼するとき、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
原稿・画像といった素材の用意があるか、チラシのサイズ、片面か両面か、地図や間取り図など専門的な知識が必要かなど、費用の試算には多くの要素があります。

チラシに載せる情報がすべて用意できており、イラストレーターやインデザインなどのDTPソフトを利用してグラフィックを整える作業のみであれば、数万円でできるケースもあります。

カメラマンを用意して商品の撮影をし、ライターがインタビューをして原稿執筆するなど、紙面内容の構成から準備する必要がある場合は、制作費が数十万円以上かかるケースもあります。実際に制作会社や広告会社の担当者と打ち合わせをして、費用を確認しましょう。

朝日オリコミにすべてお任せ! 制作から配布までワンストップで対応します!

チラシを作成して、新聞折込やポスティングを行ってみたいが、チラシを用意する時間がなかなか取れそうにないなと思ったときは、ぜひ朝日オリコミにご相談ください。チラシの制作から、どのように配布をするのかプランニングの提案まで、ワンストップで対応いたします!

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