メディアレポート
第5回 韓国のオリコミ事情

韓国の折込チラシ
昨年は日韓国交正常化40周年「日韓友情年2005」の年でした。21世紀を共に歩む日韓関係の礎を築くため、「進もう未来へ、一緒に世界へ」を合言葉に、文化・経済・社会などあらゆる分野において交流が進みました。 朝日オリコミも韓国の東日アドカムと新聞折込広告という共通のメディアを通じてビジネスと文化の交流を行ってきました。ここでは、この先、韓国でビジネスをお考えの企業の皆様に、韓国オリコミ事情と韓国の生活者のくらしと意識についてご紹介いたします。

東日アドカムロゴ 東日アドカムWEBサイト
(*現在は韓国語ページのみです)

数字で知る韓国での生活 第2弾

韓国で折込広告を行うための事前情報として、生活情報をご紹介いたします。

週休2日制拡大実施で変わる韓国社会
 韓国では2005年7月1日から「週休2日制」が拡大実施されました。今までは従業員1000人以上の大企業が「週休2日制」の対象でしたが、今回からは公務員と従業員300人以上の中規模の企業が対象となりました。
 「2日連続休む」ことは、韓国社会に色々な変化をもたらしています。旅行やスポーツなどレジャー生活が活発になり、週末を利用して日本や中国、香港などの海外に出かけるという“オルペミ(フクロウ)ツアー”が人気を集めている。日常生活でも週末の夜食の売上げに変化があります。土曜日出勤の負担が少なくなったことから夜遅くまで起きている人が増えたのが理由です。コンピューターゲーム業界でも週末の接続者が増えることを期待しています。また韓国人の大きな特徴のひとつである宗教ですが、50%の人が宗教を持っており、週休2日制による宗教生活の変化も無視できません。週休2日制が始まったことで、教会では土曜日に日曜日とまったく同じ形式の礼拝を行い、ボランティアなどの教会活動や教会でのレジャー生活などの対応を考えて実施しています。韓国政府は、今年の7月に100人以上の企業を、来年7月には50人以上の企業に週休2日制を実施する予定です。韓国の休日文化が今後どのように定着していくのか、注目されるところです。

2005年の月平均所得、222万3457ウォン(268,053円)
 韓国統計庁は本年2月9日、昨年の都市勤労者世帯の世帯主所得は月平均222万3457ウォン(268,053円)、年換算で2668万1484ウォン(3,216,637円)と発表しました。前年の月216万9555ウォン(261,554円)、年2603万4660ウォン(3,140,257円)に比べ2.5%上昇しました。職種別にみると、事務職は月平均297万7518ウォン(358,838円)で前年の289万7283ウォン(349,169円)より2.8%増えました。生産職は159万3864ウォン(192,086円)から162万5884ウォン(195,945円)に2.0%の増加です。年間では生産職が1951万608ウォン(2,350,940円)で、事務職3573万216ウォン(4,305,330円)の54.6%にとどまっています。学歴別の所得では、大学院卒が月平均389万8865ウォン(469,796円)で前年を0.9%下回りました。大卒は3.6%増え301万4257ウォン(363,204円)に、高卒は206万7034ウォン(249,068円)で3.5%増えました。職業別では一般管理者・議会議員・役員などの管理者が358万9092ウォン(432,469円)で、専門家が331万4591ウォン(399,393円)、技術工・準専門家は290万3947ウォン(349,913円)、サービス・販売は172万7238ウォン(208,124円)でした。

韓国の「金持ち」とは?
 韓国の中央日報は2006年2月23日、韓国で「金持ち」と呼ばれる人は、どれくらいの財産があるのだろうか、との記事を載せました。一般の人が考える金持ちの基準を平均値にしてみたら、総財産89億ウォン(10億7400万円)、年間所得5億ウォン(6000万円)以上、毎月の支出1200万ウォン(144万7400円)以上を使う人のことを言うそうです。

外食費は食料品支出費のほぼ半分
 韓国の統計庁によると、都会に住む人の外食費は2年連続で食料品支出費のほぼ半分に達していることが分かりました。2005年1世帯あたり月平均27万4000ウォン(33,019円)で、食料品費全体の48.5%にのぼります。2004年は48.7%でした。所得の増加と女性の活発な社会進出が背景にあるのでないかと見られています。食料品支出に占める外食費の割合は、1980年はわずか4.1%でしたが、87年に12.9%、94年に30.3%、そして2000年に41.8%と、初めて40%を超えて次第に増え続けています。統計庁の調査の結果、2003年の韓国外食市場の規模は40兆ウォンと、90年代と比べて2倍以上に膨らんでいます。

韓国もニート族が急増 15〜34歳の8.4%
 就職探しもしない、学校にも行かないニート族が韓国でも急増しています。韓国労働研究院が本年2月1日発表した報告書によると、15歳から34歳までの韓国のニート族は、04年の時点で121万4000人、この世代の8.4%に当たります。15歳から34歳までのニート族は、95年は1.6%でしたが、03年に5.1%、04年に8.4%と8年間で3.2倍も増えました。同院によると、外国と違って韓国のニート族は、学歴が高いことが特徴だそうです。

放送業界04年の総売上げは6兆3000億ウォン
 韓国の2004年放送業界総売上げは6兆3051億ウォン(7,592億円)で、前の年より10%ほど増加したことが分かりました。放送行政の独立委員会である韓国放送委員会が1月20日発表した資料によると、04年の放送総売上げのうちKBS、MBC、SBSの地上波3社が占める割合は56.2%で、前の年より6ポイント下がりました。地上波放送3社の売上げによる市場の占有率は、KBSが19.75%で1位、2位は11.8%のMBC、3位は10.35%のSBS。一方、ケーブルテレビは、21.38%で2.5ポイント成長し、衛星テレビ「スカイライフ」も2倍近い4%台になっています。(※日本の2004年テレビ広告費は2兆436億円。)

クレジッドカード使用のショッピング、30代が最多
 韓国の朝鮮日報によると、韓国のインターネット・ショッピングモールでカード購買を最も多く利用する顧客は30代の男性、また、百貨店やホームショッピングや量販店でカードを最も多く利用する顧客は30代の女性であることが分かりました。
 韓国の信用カード最大手サムスンカードは、2005年主要流通メーカーのクレジットカードの売上高を分析した結果、30代の購買力が最も旺盛であることが分かったと本年1月8日に発表しました。30代の女性は百貨店(21.7%)と量販店(22.9%)、ホームショッピング(27.7%)で最も多く買い物をしています。これに比べ主にコンピューターを利用するインターネット・ショッピングモールは、30代の男性の購買力が最も高い。1件あたりのショッピングで購買額が最も高いのは、百貨店(10万5000ウォン)とインターネット・ショッピングモール(9万2000ウォン)で60代の男性、ホームショッピングでは20代の男性(1件あたり17万3000ウォン)であることも分かりました。

テレビショッピング、男性客が増えている
 韓国ではテレビショッピング(韓国ではホームショッピングという)の顧客は女性が圧倒的に多いのですが、最近は男性客が目立って増えてきています。
GSホームショッピングは昨年10月4日、最近5年間の新規顧客を分析した結果、01年に23.9%に過ぎなかった男性客の比重が05年には31.8%に上昇したと発表しました。男性客は01年23.9%、02年25.0%、03年27.4%、04年31.6%へと毎年着実に増加の勢いを見せており、メジャーリーグ野球、プレミアリーグサッカー、K-1格闘技を見るためにケーブルTVを見る男性が増えたことが背景にあります。視聴率調査機関のTNAメディアによれば、ケーブルTVを視聴する男性は01年0.95%から05年3.43%へと3倍以上も増えました。


<アンケート結果Best5>
金曜日の昼に食べたいメニューは?
1位 「辛いトッポッキ」 34.3%
2位 「ピリ辛キムチチゲ」 31.2%
3位 「大きなトンカツ」 21.1%
4位 「手軽なハンバーガー」 9.1%
5位 「ジャジャンミョン(ジャージャー麺)」  4.3%

(映画サイト「マックスムービー」の2005年インターネット調査。回答者は7251人。)

一番おもしろいマンガ本は?
1位 「井上雄彦のスラムダンク」 612人
2位 「尾田栄一郎のONEPIECE」 402人
3位 「青山剛昌の名探偵コナン」 326人
4位 「鳥山明のドラゴンボール」 196人
5位 「文:チョン・グッチン、絵:ヤン・ジェヒョンの熱血江湖」   165人
※1位〜4位までのマンガは全て1億冊を突破します。参考までに6位は「犬夜叉」、7位は「20世紀少年」、8位は「浦安鉄筋家族」。

(インターネットポータルサイト「エムパス」の2005年ランキング・アンケート調査。回答者3091人。)

韓国の人たちがよく食べる魚介類は?
1位 「スケトウダラ」  37万4000トン
2位 「イカ」 33万2000トン
3位 「サバ」 15万6000トン
4位 「タチウオ」 11万5000トン
5位 「イシモチ」 6万9000トン
(海洋水産部が2005年1月6日に発刊した『水産物の需給及び価格便覧』によるもので、順位は2004年度、韓国国内での消費が多かった順。)




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